普段は「Keyball44」を使用してSEとして業務に従事するへびたわ。
その使い心地は文句の付け所が無く、理想の作業環境を提供してくれる素晴らしいプロダクトであった。
そんな「Keyball44」のレビューは以下の記事を参照のこと。

いきなり本題へは行かずいつもの如く前置きから入るので、本編が気になる方は適宜目次から飛ばしてくださいね!

へびたわの作業進捗
実は最近デュアルトラックボール付きキーボードを目下製作中です。
デュアルトラックボールにしかできないこと、それはカーソル移動とスクロールの分離です。
トラックボールが一つの場合、デフォルトの動作がカーソル移動で、専用レイヤに移行したときだけスクロール機能を割り当てるといった使い方が一般的だと思います。
僕は現在「Keyball44」をメイン機として1年ほど業務利用していますが、上記の方法でカーソル移動とスクロール機能を切り替えています。

使い出してから気づいたのですが、トラックボールによるスクロールってめちゃくちゃ快適なんですよね。
ザっとスクロールするなら間違いなくトラックボールの方が快適です。
今でこそ慣れてスムーズに機能を切り替えられますが、できることならレイヤ移動なんてめんどくさいことはせずにデフォルトで両方の機能を使用したいですよね?
となればボールを二つ使ってそれぞれに別の機能を持たせるしかないんですね。
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ごちゃごちゃ言いましたが、ロマンを追い求めている部分も多分にあります。
デュアルトラックボールって響きがもうかっこいいよね。それだけで制作理由になりますよね。

というわけでコツコツと回路図を作っていたのですが、自分が製作しているものとは別で他の方が頒布されているものも触ってみたいと思うようになりました。
他の人が制作されたプロダクトに触れることで新しい発見もあると思いますし、何よりそこで得た発見を自分の設計に取り入れられるものは取り入れることによってより良いキーボードを作成出来ると思うんですよね。
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ごめんなさい、かっこつけましたが単純に新しいキーボードが欲しくなっただけです。

沼に足を踏み入れた人間ですから。そりゃもう購買欲が止まらんのです。
とは言ってもどうせ買うなら同じ方向性のものを買ったほうがいいだろうということで、すでに頒布されているデュアルトラックボール搭載キーボードの中から選定を始めました。
選定基準は以下です。
1. トラックボールは両方とも親指で操作するタイプのもの。
2. ベアリング支持を採用しているもの。
3. 一体型であるもの。
4. 片側6列であり、親指キーが片側2,3個のもの。
です。
一つずつ理由をお話しします。

選定基準
1. トラックボールは両方とも親指で操作するタイプのもの。
普段使っている「Keyball44」や「ERGO M575」はトラックボールを親指で操作します。
親指操作以外の製品も色々試してみたのですが、なかなかしっくりこず結局親指操作に戻って来たという過去があるので、今回も親指で操作するタイプを探すことにしました。

余談ですが、今「ERGO M575」めっちゃ高騰してますね。
僕が購入した時は5000円台だったので二倍近くになってる。。。

2. ベアリング支持を採用しているもの。
前述した製品はどちらも小さなセラミックボール三つでトラックボールを支持する方法を採用しています。
実際この支持方法で不便を感じたことは無いのですが、ベアリングによる支持はボールの移動が滑らかで大変良いという噂を聞いてからずっと試してみたいと思っていました。

セラミックボールでの支持と異なり、掃除の頻度も少なくて済むというのも魅力的です。
3. 一体型であるもの。
分割キーボード最強!と思っていましたが、一周回って一体型に魅力を感じるようになりました。
現在設計中のキーボードも一体型です。
一体型って分割型と違ってポジションが常に一定なのが良いですよね。
キー配置に傾きを付けてエルゴノミクスな配置にすれば肩への負担は分割キーボードと変わりません。
変わりませんよね?
4. 片側6列であり、親指キーが片側2,3個のもの。
これについてはこれまでの記事で詳細に語っています。
気になる方は是非ご一読ください!

選定結果は…
お待たせしました。
選定結果今回購入したキーボードはこちら!

「omni CS」です。

本キーボードの特徴等は上記製作者様の紹介ページを参照ください!
このキーボードは前述した僕の求める条件をほぼ満たせていることがわかるでしょうか?
それに加えて心躍る多くのわくわくポイントが存在します。
わくわくポイント①:タッチディスプレイ搭載
ロマンの塊ですごく素敵…
KeyballにもOLEDというミニディスプレイは搭載されていますが、こちらはなんとタッチ機能搭載。
様々な用途に使用することが出来ます。
そしてファームの更新で機能が追加されていっています。

開発力がすごすぎる・・・
わくわくポイント②:左右で異なる大きさのトラックボールを搭載
トラックボールは大きければ大きい程良い。
にわかには信じがたいですが、トラックボール界隈ではよく耳にする言葉です。
僕は一般的な34mmの大きさのトラックボールしか使用経験がありません。
「omni CS」に搭載されているトラックボールの大きさは44mmと25mmです。
一度に二つも使ったことのない大きさのトラックボールを体験できるなんてお得すぎて涙が出ます。

ケンジントンのクソでかトラックボールマウスも使ってみたいんですよね~
わくわくポイント③:エルゴノミクスデザインである
皆様ご存じの「Cornelius」をはじめとして、カラムスタッガード配列をハの字にした一体型のエルゴノミクスデザインのキーボードは数多存在しますが、「omni CS」もまたそういったデザインになっています。
僕は普段「Keyball44」をハの字に置いて使用していますが、左右を大きく離した配置にはしていないため、「これって分割じゃなくても一体型で左右が少し離れている配列でいいんじゃね?」と思うことがあります。
なので一体型かつカラムスタッガードのエルゴノミクスデザインは一度使ってみたかったのです。

「omni CS」購入まで
僕が購入したタイミングでの頒布数は10個程度ということでした。
これは頒布開始と同時に購入しなければ一瞬で売り切れるやつだ!!!
そう確信した僕は頒布日時をカレンダーに登録し、頒布時間30分前に通知を登録、事前に購入シミュレーションと各種ログイン確認をして万全の態勢で臨みました。
そしていざ頒布開始。
頒布後1分掛からずに購入手続きをしたことにより無事購入完了!!!
「DottieFlipFlow」の時も同じことをしましたが、購入確定させるまではドキドキが止まりませんね。

なんとしてでも欲しかったので準備は怠りませんでした。
「omni CS」開封、組み立て
発送まで一週間程度かかるとのことでしたが、購入後二日で爆速発送されました。
嬉しすぎる。
緩衝材のいっぱい入った段ボールに丁寧に梱包されて届きました。
そしていざ開封!

左が組み立て済み本体、右上がアジャスタとゴム足、右下がトラックボール
みなさんお気づきかと思いますが、今回頒布された「omni CS」はなんと組み立て済み品です。
使ってみたいけど自作はちょっとな…と思っている初心者の方でも安心な優しい頒布方法で良いですね!

僕は今回勉強も兼ねて購入したので出来れば組み立て前品が良かったのですが、サクッと業務利用出来る点はやはり素晴らしいです。
しようと思えば分解して確認も出来ますしね!(ただし自己責任)
キーボード外観
ついに姿を現したキーボードの全容がこちら!

いやもう市販品では?
個人で頒布しているとは思えないクオリティにびっくりしました。
そして四隅にキースイッチがおまけで付いて来ました。
トッププレートと基盤を離れないようにするために付いているんだと思いますが普通に嬉しいです。


付いてきたスイッチは恐らく「Akko V3 Pro ラベンダーパープルスイッチ」かと思います。接写しているので色味がおかしくなっていますが、実物は紫色です。
軽めのタクタイル軸で打鍵感はとても好みでした!

インターフェースはMicroUSBです。
マイコンがラズパイpicoだからですね。
発信されている情報によるとtype-Cが載ってる互換品でも動作するようですが、検証中とのこと。
僕はtype-Cのケーブルを普段使ってるので変換アダプタを購入して間にかまして使用しています。
トラックボール支持方法

右側の44mmの方がベアリング支持。
左側は最も普及しているであろうセラミックボール支持。

事前情報通り、美しいトラックボールケースに異なる支持方法が為されていました。
このトラボケース、しっとりとしたマットな質感で本当に素晴らしいです。
キースイッチ取り付け
今回購入したキースイッチはこちら!
Kailh Midnight Silent V2 Switch/Tactileです!
いつもの如く静音タクタイルスイッチです。
僕は主に職場で使う予定で購入し、実際に業務利用しているので静音は必須なんですよね。
しかしこのスイッチ、後に打鍵してわかったのですが打鍵感がこれまでで一番良いです。
全部のキーボードこのスイッチにしたいぐらい好みの打鍵感でした!

しっかりとタクタイル感はありつつも、ちゃんと静音されていて職場で使っても全く気になりませんでした!HHKBにかなり近いです!

届いたスイッチ。
遊舎工房さんのAmazonストアで購入。
右下のスイッチだけ付ける向きが反対なことに注意!

キースイッチの取り付けに関してですが、かなりスムーズでした。
ちょっと力を入れるとスッと入ってくれてかなり取り付けは楽でした。

取り付けが硬いと破損しそうで怖くなるのですが、そんな事も無くかなり考えつくされた設計だと思いました!
一旦全てのキーを付けた後に通電してみて動作確認しました。
全キー問題なく動作しているのを確認しました。

キーキャップ取り付け
今回購入したキーキャップはこちら!
特に熟考せずにノリで買いました。サイドに印字があるものですね。

キーボード本体が白なので、キーキャップも白で統一しようかな程度で選定しました!
取り付けた姿がこちら!

うーん、白基調でかっこいい…
サイド印字のキーキャップは今回で二回目ですが、トップに印字が無いので割とスッキリしていいですね。
ところどころ黒いキーキャップにしているのは目印だったりアクセントだったりします。
ということで「omni CS」完成です!

ファーストインプレッション
本記事はあくまでもビルドログなので使用感については別記事で取り上げようと思いますが、軽く触った感じの印象について少しお話できればと思います!

新機能モリモリでワクワクが止まりませんね!!!
タッチディスプレイについて
今回の目玉機能でしょう。
機能的な説明に関しては公式HPを見ていただければと思います。
起動時アニメーション。
初見時かっこよくてビビった。
自分でgifを用意すれば差し替えも出来るみたいです。
僕はタッチディスプレイに「音量調整系」と「ブラウザの進む戻る」、「Shift + insert(貼り付け)」を割り当ててみました。
こんな感じ。
アイコンはあらかじめ用意されているものから選択可。


なぜこれらを割り当てたのか軽く説明しますね!
音量調節系
音量調節系はオンライン会議でかなり便利ですね。
特にミュートは重宝しています。
音量調整系の操作って地味にめんどくさいんですよね。
マウスで画面右下のちっさい音量アイコンをクリックするなんて考えられない!
ブラウザの進む戻る
マウスのサイドボタンで実装されがちなこの機能。
僕はこの機能無しでは生きていけない体になってしまっているため割り当ててみました。
実際かなり便利です。
「Keyball44」を使っているときはマウスのサイドボタンを使用していましたが、今ではタッチディスプレイで賄っています。
Shift + insert(貼り付け)
一番便利。神機能。
一般の方は使用する機会はほとんどないかもしれませんが、システムエンジニア的にはこのショートカットはかなり使います。
具合的どこで使うのかというと、「Teraterm」というターミナルソフトで機器にリモートログインする際のパスワード入力で使います。
パスワードはパスワード表からコピペで入力するわけですが、「Ctrl + V」が使用できません。
そこで「Shift + insert」を使うわけですが、「insert」とかいうキーはこれ以外の用途で使ったことがありません。
なのでどこかのレイヤにわざわざ「insert」を割り当てるのもなんか面倒なんですよね。
そこでこのタッチディスプレイの登場です。
手の届く位置に、ワンタッチで、レイヤを変える事も無くアクセス出来る。
最高じゃないですか。そういうことです。

さすがにニッチすぎる使用場面かもしれませんが、SEにとってはありがたい機能なのです!
デュアルトラックボールについて
今回の目玉機能でしょう。(二回目)
僕は最初お話した通り、44mmも25mmも両方使ったことがありませんでした。
「トラックボールは大きければ大きいほど良い。」と言われることもありますが、果たして僕はどう感じたのか。
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トラックボールは大きければ大きいほど良い。(洗脳完了)
いや流石に大げさかもしれませんが、操作性は間違いなく向上しました。
これまでの「Keyball44」では細かい操作が必要な時はマウスに持ち替えていましたが、「omni CS」の場合は全然キーボードのトラックボールで作業できます。
大きいトラックボール、かなり良いですね。
まさかこんなに操作精度が向上するとは思いませんでした。
これは大きいトラックボールを搭載したマウスも気になってきます。
散財欲求との戦いが始まりますね。
さて一方で左に位置する25mmトラックボールですが、こちらもかなり使い勝手は良いと感じました。
やはりレイヤを変えずにスクロールできるのは便利です。
ただ、使う際に下から持ち上げるように操作してしまうとボール自体が浮いてしまう等若干慣れは必要かなと思いました。
この辺は大きさも小さいことで重量も軽くなってますししょうがないとこかなと思います。

こういうことも起きるんだという発見があったので、自分の設計にも生かせそうでかなり収穫はあったと思っています。
大きさについて
購入前に「omni CS」の色々な写真を閲覧していた僕ですが、勝手に物理的に大きいイメージを持っていました。

トラックボールが大きかったり、色々機能が盛りだくさんだったからですかね?自分でもよくわかりません。
実際の大きさはというと、縦が約12cm、横が約30cmでした。


イメージしやすいように他のキーボードとも比べてみると…

HHKBと比べるとこれぐらい。
「omni CS」の方が若干大きいかな?といった感じです。
RealForceのテンキーレスモデルと比べるとこんな感じ。
さすがに「omni CS」の方が小さい。

と、全く大きくはないので机に置いたとしても圧迫感は全くありませんでした。

終わりに
「omni CS」のビルドログ、いかがだったでしょうか?
記事執筆時点で既に数日業務で使いましたが、全く問題なく使用できております。

え???またキーボード変わったの???

はい。まあ普通に病気ですね笑
この会話を今まで何回繰り返したのかわかりませんが、魅力的なキーボードは全部使いたくなっちゃうので仕方ないですよね?
使用感についてはある程度の期間運用してみてからお伝えしたいと思いますので、また後日執筆します!

ここまで読んでくださりありがとうございました!みなさま良いキーボードライフを!
※この記事は「omni CS」を使用して執筆いたしました。



